「のたろんプロボノ」は、NPO法人YMCAコミュニティサポートが運営しています。チームで取り組むプロボノプロジェクトの経験を経て、2020年にGRANTのコーディネーター登録を行い、2025年度から本格始動しました。2025年度は6件のプロジェクト/オンライン相談を実施しています。
※「のたろんプロボノ」さんのコーディネーターページはこちらからご覧いただけます。
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現役世代と地域活動をつなぐ「のたろんプロボノ」
「のたろんプロボノ」は、NPO法人YMCAコミュニティサポートが運営するGRANTのコーディネーターです。私たちNPO法人YMCAコミュニティサポートは、横須賀市立市民活動サポートセンター(以下、センター)の指定管理者として、ボランティアと市民活動団体をつなぐ支援をしています。「のたろん(NOTALONE)」とは、センターが掲げる「not alone(一人じゃないよ)」という言葉に由来しています。
私たちが、プロボノプログラムを活用したいと考えた動機は2つあります。1つは、深刻な課題を抱える市民活動団体の基盤強化を支援すること。そしてもう1つは、センターの利用者がシニア層で多く、もっと30代から60代の「現役世代」の方々に地域活動への接点を持っていただきたいということです。現役世代のスキルを地域の課題解決に活かすきっかけを作りたい、そんな想いでプロボノプログラムの提供に取り組んでいます。
私たちが、プロボノプログラムを活用したいと考えた動機は2つあります。1つは、深刻な課題を抱える市民活動団体の基盤強化を支援すること。そしてもう1つは、センターの利用者がシニア層で多く、もっと30代から60代の「現役世代」の方々に地域活動への接点を持っていただきたいということです。現役世代のスキルを地域の課題解決に活かすきっかけを作りたい、そんな想いでプロボノプログラムの提供に取り組んでいます。
横須賀の課題に応えるGRANTの仕組み
サービスグラントとの出会いは、10年以上前になります。プロボノが話題になり始めた頃、社会人が参画できる新しいボランティアの形として、横須賀でも取り入れたいと考えました。そこで神奈川県の研修事業に参加し、チーム型でプロジェクトを進める運営方法を学ぶ機会を得ました。
2014年から2016年にかけては、横須賀でもいくつかのチーム型プロジェクトを実施し、ホームページ作成やパンフレット作成の支援に取り組みました。しかし同時に、横須賀ならではの課題にも直面しました。市内在住の社会人の多くが横浜や都内に通勤しているため、平日の夜や週末に地元で活動する時間を確保するのが難しく、プロボノワーカーの確保に苦労したのです。
GRANTという仕組みも検討していましたが、その後コロナ禍も重なり、活動が一時足踏み状態になった時期もありました。それでも「プロボノは優れた仕組みだ」という確信があったため、事業計画には「プロボノプロジェクトを実施する」と書き続けてきました。
GRANTは、オンラインで完結できる点が非常に魅力的です。地元の社会人を集めることに困難を感じていた私たちにとって、全国から横須賀に関心を持ってくれる方々と繋がれることは非常に画期的でした。実際に現在、20名近いフォロワーが「のたろんプロボノ」を見守ってくださっています。
もちろん、シニア層中心の団体にとってオンラインのハードルは低くありませんが、そこは事務局である私たちがしっかりと伴走し、サポートすれば克服できると考えています。オンラインというツールが、地域の壁を越えた支援の扉を開いてくれました。
そして2025年度、ようやく腰を据えて再始動できる体制が整い、GRANTの活用に取り組み始めました。
2014年から2016年にかけては、横須賀でもいくつかのチーム型プロジェクトを実施し、ホームページ作成やパンフレット作成の支援に取り組みました。しかし同時に、横須賀ならではの課題にも直面しました。市内在住の社会人の多くが横浜や都内に通勤しているため、平日の夜や週末に地元で活動する時間を確保するのが難しく、プロボノワーカーの確保に苦労したのです。
GRANTという仕組みも検討していましたが、その後コロナ禍も重なり、活動が一時足踏み状態になった時期もありました。それでも「プロボノは優れた仕組みだ」という確信があったため、事業計画には「プロボノプロジェクトを実施する」と書き続けてきました。
GRANTは、オンラインで完結できる点が非常に魅力的です。地元の社会人を集めることに困難を感じていた私たちにとって、全国から横須賀に関心を持ってくれる方々と繋がれることは非常に画期的でした。実際に現在、20名近いフォロワーが「のたろんプロボノ」を見守ってくださっています。
もちろん、シニア層中心の団体にとってオンラインのハードルは低くありませんが、そこは事務局である私たちがしっかりと伴走し、サポートすれば克服できると考えています。オンラインというツールが、地域の壁を越えた支援の扉を開いてくれました。
そして2025年度、ようやく腰を据えて再始動できる体制が整い、GRANTの活用に取り組み始めました。
2025年度の取り組み
2025年度の具体的な取り組みとして、9月から団体向け・参加者向けの説明会を定期的に開催するようにしました。参加者がまったくいない月もありますが、毎月必ず実施することにしています。関心のある方に来てもらえるよう、「継続すること」を大切にしています。
説明会の開催にあたっては、参加しやすさにも配慮しています。参加者向けには平日夜や土曜日に開催し、団体向けには月ごとに曜日や時間を変えるなどの工夫をしています。
特に団体向けについては、オンラインでの登録作業に不安を感じる方もいらっしゃるため、「説明会兼登録会」という形をとっています。説明を聞いて「やってみたい」と思ったその場で、一緒に団体登録まで進めることを呼びかけます。現在登録いただいている団体の多くも、説明会で登録を完了されました。
対面で説明会を行うことで安心感を持っていただき、次の一歩につなげることを意識しています。今後は、説明会の日程が合わない方に向けた個別対応も行っていく予定です。
また、12月には団体交流会を開催し、実際にGRANTを活用した団体に体験談を話していただきました。「こんなことで助けてもらった」「ここは大変だった」といった生の声を共有してもらうことで、他の団体にとってもプロボノがぐっと身近なものになったと感じています。こうした地道な機会の積み重ねが、少しずつ支援の輪を広げているという実感があります。
説明会の開催にあたっては、参加しやすさにも配慮しています。参加者向けには平日夜や土曜日に開催し、団体向けには月ごとに曜日や時間を変えるなどの工夫をしています。
特に団体向けについては、オンラインでの登録作業に不安を感じる方もいらっしゃるため、「説明会兼登録会」という形をとっています。説明を聞いて「やってみたい」と思ったその場で、一緒に団体登録まで進めることを呼びかけます。現在登録いただいている団体の多くも、説明会で登録を完了されました。
対面で説明会を行うことで安心感を持っていただき、次の一歩につなげることを意識しています。今後は、説明会の日程が合わない方に向けた個別対応も行っていく予定です。
また、12月には団体交流会を開催し、実際にGRANTを活用した団体に体験談を話していただきました。「こんなことで助けてもらった」「ここは大変だった」といった生の声を共有してもらうことで、他の団体にとってもプロボノがぐっと身近なものになったと感じています。こうした地道な機会の積み重ねが、少しずつ支援の輪を広げているという実感があります。
「オンライン相談」からスタートすることをおすすめしています
募集記事の作成も、団体にとっては大きなハードルです。団体メンバーの高齢化に伴い後継者を募集したいという団体からは、「どのような言い回しで記事にすればよいか」といった相談も寄せられます。そうした場合は、団体と相談を重ねながら、思いを言葉にしていきました。
その際は、コーディネーターが文章を書き直して伝えるのではなく、「漠然とした言い回しではなく、具体的に書いた方がよいですよ」とお伝えしながら、団体自身の書きぶりを活かした形で公開するようにしています。
また、私がおすすめしているのは、いきなり「プロジェクト」を立ち上げるのではなく、まずは「オンライン相談」から始めることです。団体の悩みは一つではなく、話をしていくうちにさまざまな課題が見えてくることが多いからです。
まずはオンライン相談で、プロボノワーカーの視点から団体の活動や課題を「棚卸し」してもらう。そこから具体的なプロジェクトへ進むというステップを踏むことで、結果として満足度の高い支援につながっています。これまでこの流れで取り組んだ団体も、素晴らしいプロボノワーカーと出会い、着実に前進されています。
プロジェクトが始まってからの私の役割は、実は「何もしないこと」に近いです(笑)。もちろん進捗はシステムやメールで常に確認していますが、プロボノワーカーの皆さんがスケジュールに沿って進めてくださり、団体の満足度も高いため、打ち合わせに同席したり、やり取りに介入したりする必要はほとんどありません。
団体が何か困ったときに、いつでもコーディネーターに相談できる。そんな信頼関係をベースに、これからもサポートしていきたいと思います。
その際は、コーディネーターが文章を書き直して伝えるのではなく、「漠然とした言い回しではなく、具体的に書いた方がよいですよ」とお伝えしながら、団体自身の書きぶりを活かした形で公開するようにしています。
また、私がおすすめしているのは、いきなり「プロジェクト」を立ち上げるのではなく、まずは「オンライン相談」から始めることです。団体の悩みは一つではなく、話をしていくうちにさまざまな課題が見えてくることが多いからです。
まずはオンライン相談で、プロボノワーカーの視点から団体の活動や課題を「棚卸し」してもらう。そこから具体的なプロジェクトへ進むというステップを踏むことで、結果として満足度の高い支援につながっています。これまでこの流れで取り組んだ団体も、素晴らしいプロボノワーカーと出会い、着実に前進されています。
プロジェクトが始まってからの私の役割は、実は「何もしないこと」に近いです(笑)。もちろん進捗はシステムやメールで常に確認していますが、プロボノワーカーの皆さんがスケジュールに沿って進めてくださり、団体の満足度も高いため、打ち合わせに同席したり、やり取りに介入したりする必要はほとんどありません。
団体が何か困ったときに、いつでもコーディネーターに相談できる。そんな信頼関係をベースに、これからもサポートしていきたいと思います。
ネットワークが生んだマッチングの妙
印象に残っている事例として、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ キッズポケットさんの取り組みがあります。オンライン相談から始まり、現在は2つ目のプロジェクトが進行中です。
GRANTは「3ヶ月程度」という短期の仕組みですが、継続的な取り組みにもつながっています。いったん区切りを迎え、その成果を団体に持ち帰って改めて検討し、「次はここをお願いしたい」と次の支援につなげていく。こうして区切りを持ちながら進めることが、団体にとっても取り組みやすく、着実なステップアップにつながっていると感じています。
GRANTは「3ヶ月程度」という短期の仕組みですが、継続的な取り組みにもつながっています。いったん区切りを迎え、その成果を団体に持ち帰って改めて検討し、「次はここをお願いしたい」と次の支援につなげていく。こうして区切りを持ちながら進めることが、団体にとっても取り組みやすく、着実なステップアップにつながっていると感じています。
NPO法人ワーカーズ・コレクティブ キッズポケットさんのGRANT活用事例
実績を丁寧に発信し、「のたろんプロボノ」を大事に育てたい
飛躍的に団体や参加者を増やすことは難しいかもしれませんが、次年度以降も「のたろんプロボノ」を大事に育てていきたいと思っています。
「プロボノで何ができるのか」は、チラシ一枚で伝わるものではありません。だからこそ、今年度生まれた6件の実績を丁寧に発信していくことが重要だと考えています。
地道ではありますが、説明会を繰り返し開催し、「こんなことで力を貸してもらえるんだ」という実感を広げていく。そして、横須賀の団体を支援したいと言ってくださる全国のプロボノワーカーの想いに、これからも応えていきたいと思います。
「プロボノで何ができるのか」は、チラシ一枚で伝わるものではありません。だからこそ、今年度生まれた6件の実績を丁寧に発信していくことが重要だと考えています。
地道ではありますが、説明会を繰り返し開催し、「こんなことで力を貸してもらえるんだ」という実感を広げていく。そして、横須賀の団体を支援したいと言ってくださる全国のプロボノワーカーの想いに、これからも応えていきたいと思います。