豊中市のおばちゃん3人が「親と子の笑顔を守るお手伝い」をテーマに活動しています。
(NPO法人「O`hana親と子の絆を育むお手伝い」でHouse Call Supporterの研修修了者)
2017/2/15にこにこエプロンを立ち上げ、豊中市市民活動情報サロンに登録し活動を開始しました。当時、豊中市の児童虐待相談件数は10年前と比べると3倍に増加し(2008年 459件→2017年 1422件) 大阪府の通告件数は全国ワースト1位という現状でした。虐待がおこってからではなく、その前に予防する必要性を痛感しました。私達は「親の孤立」がストレスを抱えこみ、虐待に繋がる大きな要因だと考えました。「親の孤立」は貧困、虐待の連鎖、ワンオペ育児、離婚、産後うつ、援助者がいない等の理由によります。ストレスを抱えていても、子育て支援センター の窓口に来ることのできない家庭こそが、 最も支援が届かず虐待のリスクが高いと言えます。そんな家庭に子育てが終わった主婦がお役に立てばと思い活動し始めました。その後2021/12.にNPO法人の認可を受けました。
① にこにこエプロンの子育てひろば(子育て世代が弧立しないように居場所作り)
② にこにこカフェ(多世代との交流を目的に、高齢者施設で 子育て世代のひろばを開催)
③ 家庭訪問(産前産後に月1~4回、2~6ヶ月間、継続して産後サポート)
④ 講座、発達障害児の親、支援者向け講座
⑤ NAGOMIキッチン (栄養士・調理師が利用者宅でごはん作り)
⑥ 保育サポート(1歳過ぎてから、利用者宅にて)
にこにこエプロンの事業の目的は、「親と子の笑顔を守るお手伝い」の活動を通じて親の孤立を防ぎ、不適切な養育(虐待)を予防することです。虐待の要因は、貧困、ワンオペ育児、離婚、産後鬱などがありますが、結局は孤立によるストレスに繋がります。孤立した子育てをすることなく、人とのつながりの中で親子が幸せに暮らすことが出来、満足感や自己肯定感を高めることができる環境づくりを支援していきたいと思います。(虐待は実母が55.1%と多い。0歳児の割合が47.9%。なかでも、0日児の割合が19.1%。3歳児以下の割合は77.2%となっています)
コロナ禍の時、産後のママ達は支援が少なく、不安を抱えながらも悩みを話す機会もなく、手助けのない状況で辛うじて私達とつながったママ達に産後うつ傾向の方が増加しているのを感じました。コロナ禍以後も豊中市でも出生数は減少する一方でも児童虐待相談対応件数は増加しています。高齢出産の割合も増え、子育て世代の親も高齢になり孫の世話ができない祖父母世代が増えています。
活動内容・直近の予定や実績
(家庭訪問)産後サポート、家庭訪問は依頼があれば随時。
R6年度は32件/287回訪問
(子育てひろば)同じ世代の子ども、同じ悩みを持つママ同士の繋がりが一層必要になっています。弧立からのしんどさや虐待への懸念を推測し、リアルに集える場
・⽉3回実施、平均6~10組の親⼦が参加
・会場 豊中市 千⾥⽂化センター「コラボ」、上新⽥会館、庄内介護施設・淳⾵)
(講座)育児が難しい⼦ども(特性の強い⼦供)が増加し親の疲弊を感じます。特に乳幼児期に専⾨機関を探すことは容易ではなく、ママ達は祖⽗⺟世代、世間的にもしつけが悪いと思われて、育児に⾃信をなくしていく様⼦を⽬にします。親も⼦も互いに成⻑出来るように専⾨機関に繋がる講座を提供したいと思います。蛍池公⺠館と共催事業です。
・R7年度 梅花⼤学 伊丹昌⼀教授 ペアレントトレーニング 3回
・開催⽇ 9/23(⽕・祝) 11/22(⼟) R8/1/17(⼟)
・会場 豊中市 千⾥⽂化センター「コラボ」2F 健康教育室
※R6年度は3回シリーズで開催、60⼈×3回=180⼈が参加、キャンセル待ちもでました
【プロボノワーカー】として、【活動紹介 産前産後サポートの家庭訪問のチラシ作成】に関してご協力いただける方を募集しています。
私達は虐待の予防をするには産後から家庭を訪問して、乳幼児期の家族を⽀援するのが⼀番効果が⾼いという観点から「産前産後サポート」の家庭訪問を中⼼に据えています。
今まで「産前産後サポート」は利⽤者からは交通費のみ頂いていました。(スタッフには謝⾦を⽀払います。訪問資⾦は助成⾦、寄付を充てています)
昨年度まで、豊中市・保健センターからの紹介のみで、⽉平均24回程の家庭訪問が実施できました。
(チラシなどでの広報は⾏なっていません)
今年度から、私たちは「産前産後サポート」の有料化を実施しました。(¥500/h+交通費)
すると豊中市・保健センターからの依頼がほとんどなくなりました。私たちが有料化したことも原因だと思いますが、豊中市の家事⽀援の⽅が、幅が広く料⾦が安い印象があることも原因だと考えられます。
「産前産後サポート」の家庭訪問を増やす為には、公的⽀援との差別化、私たちの特徴や良さを知って頂く必要性を強く感じています。そこで私たちの家庭訪問を伝えるためのチラシを作成し、広報活動をすすめたいと思っています。
チラシは豊中市・保健センター、公⺠館、図書館等公共施設に置いてもらえます。沢⼭のチラシがある中での設置ですので、ママ達が⼿に取ろうと思うデザイン、多分⾚ちゃん連れですので持ち帰り安く、帰宅後にQRコードなどで説明が⾒られるようにしたいと思っています。また、にこにこエプロンの温かい良さ、雰囲気が伝わるようにできればと思っています。
産後のパパママ、子育て経験者、産後家庭の役に立ちたいと願う方に応募して頂けると嬉しいです。
にこにこエプロンは豊中のおばちゃん3⼈から始まり、2021年にNPO法⼈になり、スタッフも20⼈くらいになりました。おばちゃんはお節介ですが、温かく寄り添います。
私達のモットーは「よく聴き、いい所を⾒つけ、寄り添う」です。家庭訪問の利⽤者からは「◯◯さんと出会えて本当によかったです。こんなお⺟さんがいればとか考えたこともありましたが、今は⾃分が○○さんの様な素敵なお⺟さんになって⼦どもたちをサポートしていけたらと思うようになりました。にこにこエプロンさんなしで今の私はありません。サポートしていただき本当に感謝しています。ありがとうございました。」等の喜んでもらっているアンケートを多数頂いています。
私達の産前産後サポート事業の家庭訪問に賛同して頂ける⽅の応募をお待ちしています。
ホームページ | https://nikoniko-apron.com/ |
---|---|
SNS |
・オンラインで対応可能なプロジェクトですが、できれば一度見学などに来ていただけますと、雰囲気をよりご理解いただけると思います。